インクレチン(GIP,GLP1,DDV4 inhibitor)

  • 2009.08.28 Friday
  • 08:29
兵庫医大 難波先生の講演に行きました。今までに、膵臓β細胞を保護する、薬はありませんでした(SU剤、インスリン製剤を含め)。しかし、GLP1、GIP(インクレチン)で、保護作用が確認されています。GIPは、上位小腸より分泌、GLP1は、下位小腸で分泌されます。
 2型糖尿病の患者では、血糖上昇した際には、通常、インスリンが上昇して、グルカゴンが低下するはずですが、グルカゴンも上昇するとの事でした。インクレチンは、血糖値と関係して、作用が変化します。血糖値が上昇すれが、インスリンを上昇、グルカゴンを低下させます。その反面、血糖値が低下すると、インスリンの分泌を低下させ、グルカゴンを上昇させます。そのため、低血糖発作の出現が抑えられます。ただ、現在、インクレチンは、2〜3分で代謝され、失活してしまいます。そのため、代謝酵素であるDDP4を抑制する薬が出てきました。
 ただ、注意が必要なのは、DDP4阻害酵素は、インクレチンの代謝だけでなく、いろいろな蛋白の分解酵素であることです。特に、サイトカインや、ニューロペプタイドの代謝にも関係しています。慢性炎症患者や、膠原病、神経疾患患者への、投与は、しばらく様子をみる必要があるのではないでしょうか。あえて、First Drugにする必要はしばらくは、ないと思いました。
 投与の仕方ですが、食物が、それぞれ小腸に達する事で、それぞれのインクレチンが分泌されます。そのため、α-GIの投与で、代謝物が下位小腸へ多く達するため、GLP1の分泌が増加します。そのため、DDP4阻害薬との併用により、より強力にGLP1作用を増強すると考えられ、最もよい、併用薬ではないかと言っていました。
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