Zetia 発売2周年記念講演会に参加して

  • 2009.09.22 Tuesday
  • 08:56
 Zetia勉強会に参加してきました。今までは、ストロングスタチンがあるため、発売当初は、割と処方していましたが、結局は、錠剤数が増えるために患者希望が、うすいために、ストロングスタチンの増量での対応としていました。私自身、高脂血症があり、クレストールの内服をしています、一時、クレストール2.5mgとゼチーアを内服していました。確かに、非常に効果がありましたが、私の場合、肝機能数値の上昇が見られたので、現在、クレストールの増量(5mg)へ変更しました。LDLに関しては、同等に減少しており、問題を感じていませんでした。ただ、今回、勉強会に参加せ、新たな多くの知見をしり、愕然としてしまいました。
 ゼチーアの効果は、ほぼメバロチンと同じぐらいの、コレステロール減少効果があるようです。
 肥満患者、メタボリックの患者では、NASH,NAFLDに、ゼチーアは、効果があるようです。ゼチーアは、胆汁、食事内のコレステロール吸収を抑制するために、肝臓でのFFA(遊離脂肪酸)が抑制され間接的に、脂肪肝の抑制になります。
 食後高脂血症の抑制にも効果があり、そのため、b型の患者には、フィブラートとの併用が理想的のようです。特に、LDLの濃度が変化無くとも、LDLのサイズを大きくする効果があり、small dense LDLの数を減らす効果があり、心血管障害への効果があります。
 ゼチーアの効果として、小腸からのコレステロールを50%の吸収抑制があります。人では、小腸以外にもNPC1L1レセプターが存在しているようで、そのために、胆汁分泌の抑制効果があるようです。
 CHDに関して、大きな指標として、LDLの濃度が問題となっています。現在、私も臨床外来での管理目標として、LDLの100前後を目標にしています。今回の勉強会では、最も評価できるのは、ApoBとの事でした。non-HDLやLDLよりもより、CHDとの関係が深いようです。ApoBは、ひとつのLDLにひとつ存在します。したがって、LDLの粒子の数の評価になります。
 確かに、私の外来でも、それほどLDLが高値でないのに、CHDを繰り返す患者や、LDLが100少しなのに、動脈硬化のひどい患者がいます。おそらくこのような患者は、small dense LDLが多いのではないかと考えられます。すなわち、このような患者は、ApoBの上昇が予想できます。LDL数値が、正常であっても、ApoBの上昇があれば、small dense LDLの数が上昇しており、より強い動脈硬化作用があり、強い動脈硬化変化が起こると思います。
 現在、ApoBの正常値の設定は無いようですが、内服後の変化の確認は、必要と思いました。
 DMの患者では、small dense LDLの上昇が報告ています。したがって、LDL値が、正常であっても、動脈硬化変化が惹起されています。したがって、ApoBの上昇が想像されます。
 ゼチーアは、b型高脂血症患者の、small dense LDLを低下させるとの報告があります。
 これからは、単に脂質を低下させる事のみを目標にするのでなく、脂質の質を考えた治療が重要と感じました。特に、明らかなLDL高値が無いのに、血管障害を頻回に起きる際は、注意が必要と思いました。 
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